【2025の人気アイテム】 あじーぱぱ様専用　園部垣内古墳

［基本情報］
シリーズ：同志社大学文学部考古学調査報告第6冊
発行元：同志社大学文学部文化学科
出版年：1990
判：B5
ページ：本文210＋図版34

［遺跡の概要］
園部市街地の北部、丘陵先端部を切断して築造された古墳である。1972年の道路拡幅工事の際に大量の鉄滓が出土したことから発見され、同年に発掘調査が実施されたのち削平された。その後、2004年度に周濠部分の調査が実施されている。墳形は前方後円形で、前方部を東方向に向けており、墳丘外表では葺石状の石のほか、円筒埴輪・形象埴輪が検出されている。墳丘周囲には周濠が巡らされており、後円部側で約10m、前方部側で約12mを測る。また、特殊な遺構として南東の周濠から外堤にかけての部分に掘り残された島状施設が認められている。埋葬施設は粘土槨で、後円部において墳丘主軸と平行に東西方向に向ける。長さ7m・幅1.5mを測り、内部に刳抜式割竹形木棺（長さ6.4m）が据えられていた。棺内からは三角縁神獣鏡2面を含む銅鏡類や玉類など大量の副葬品が検出され、築造時期は古墳時代前期の4世紀後半頃と推定される。口丹波では黒田古墳（園部町黒田）・中畷古墳（南丹市園部町上木崎町）に後続する首長墓に位置づけられるとともに、三角縁神獣鏡・仏獣鏡の同型関係から、当地の首長とヤマト王権との関係を示唆する点で重要視される古墳になる。

［注意事項］
奥付けに蔵書印があるため、紙で隠しています。

多少のヤケ、傷、汚れ見られますが、読む分には問題ございません。（全てのページを細かく確認したわけではございませんので、見落としがあるかもしれません）

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